非常口へようこそ

非常口へようこそ

本やドラマ、映画の感想を中心とした雑記。

NPBに導入!リクエスト(チャレンジ)制度とは?賛否/懸念/効果を解説

【追記】

11月13日、2018年シーズンから「リクエスト制度」が導入されることが決定しました。概ねMLBのチャレンジ制度と同様です。概要は以下の通り

  • ビデオ判定の要求は1試合2回までで、判定が覆ったときは回数は減らない
  • 延長に入った場合、新たに1回、ビデオ判定を要求する権利が与えられる
  • ストライク/ボール・ハーフスイング・自打球・走塁妨害・守備妨害・インフィールドフライ・塁審より前方の打球・ボーク、以上のプレーには適用されない

【追記終了】

 

ルーヴです。

2017年11月12日深夜、「来季から”チャレンジ制度"が導入」とのツイートが流れました。

詳細は13日のスポニチ紙面に掲載とのことですが、2014年からMLB(メジャーリーグ)で始まったチャレンジ制度と似たものが導入されると考えられます。

いずれにしても、このツイートが本当なのであれば、日本プロ野球界にとって歴史的な出来事になることは間違いありません。

今回は、この”チャレンジ制度”についてまとめていきます。

チャレンジ制度とは(MLB)

チャレンジ制度とは、審判の判定に不服がある場合に、両チームいずれかの監督の申し出によって、ビデオ判定が行われる制度です。

MLBでは2014年より、ストライク、ボールの判定以外ほぼすべてのプレーに適用されています。

デッドボールか否かといったプレーにまで適用されていて、今期のヤンキースのプレーオフでも話題になりました。

MLBではビデオ判定を求められる回数に制限があり、試合開始から7イニングまでに2度、8イニングから試合終了までに2度、要求することができます。

判定が覆った場合(異議が認められた場合)は、2回までを上限として再びチャレンジの権利を得ることができます。

プロ野球のビデオ判定ーMLBとの違いー

日本でもビデオ判定自体は導入されていますが、MLBと違い、ホームランの判定(&フェンス際の打球)と本塁でのクロスプレーの判定の2つにしか適用されていませんでした

なので、特に一塁上の内野安打の判定などで、「誤審ではないか」との声が度々上がる現状があります。

チャレンジ制度への反対意見

一見素晴らしい制度に見えるチャレンジ制度ですが、反対意見も多いです。

まず、審判の威厳が損なわれるということ。特に日本では、審判は絶対という意識が強いです。ビデオによってコロコロ判定が変わるようだと、審判の立場がないということです。

審判に関しては、ビデオ判定は審判員の技術向上に逆行するという意見もあります。

次に、試合時間が長くなることです。ただでさえ、”試合時間が長い”という声がある中で、チャレンジ制度導入で更に伸びてしまうことが懸念されています。

チャレンジ制度は大歓迎 反対意見への反論

僕は、NPBでのチャレンジ制度の導入に賛成です。

なぜなら、やはり正確な判定こそが、選手にとっても観客にとっても一番ストレスがなくなると思うからです。せっかく技術が上がってビデオによる判定ができるのであるから、MLBのようにどんどん使っていくべきだと思います。

ビデオ判定こそが審判を助ける

反対意見に、審判の威厳を損なう、というものがありました。

しかし、人間誰だって間違いはあります。その間違いを正す手段があるのだから、それを使ったからといって誰も審判への信頼を下げないはずです。

むしろ、有料放送などでほぼ全ての試合映像が簡単に見れるようになってしまった現在では、ファンの間で誤審が指摘されることが多々あります。このような現状こそが審判の威厳に低下に繋がってしまうのではないでしょうか。

審判にとっても、ビデオで正確な判定を下せるようになれば、プッシャーも減るし、後から誤審を批判されることもなくなるので、メリットは大きいと思います。

試合時間は本当に伸びるか

次に、試合時間が伸びることについてですが、こればかりはある程度は仕方ないと思います。多くのファン(少なくとも僕)は、正しい判定を求めているはずです。そのために多少の犠牲は受け入れるしかありません。

ただ、MLBのように"回数制限付き"チャレンジ制度であれば、そこまで試合時間は伸びないのではないかという期待もあります。また、チャレンジ制度導入により、”監督の抗議”が減り、その分の時間が短縮されるはずです。

チャレンジ制度導入の懸念

チャレンジ制度導入に賛成の僕ですが、懸念もあります。それは、判定のためのカメラを確保できるのかということです。

MLBではチャレンジ制度のために、高性能なカメラを1球場につき12台設置しているそうです。さらに、主審や塁審がビデオを見るのではなく、専門のビデオ判定員が球場とは別の場所にいて、30球場全ての判定を担当しています(時間短縮に有効)

この体制を整えるのに、数十億円の費用が掛かっているそうですが、果たしてNPBでも同様のことができるのか。

現状の、ホームラン判定と本塁クロスプレー判定用のカメラでは足りないことは確実です。12球団本拠地だけでなく、地方球場にも設置しなければなりません。

さらに、MLBのように専門のビデオ判定員を置かずに、主審や塁審が毎回ビデオを確認するスタイルだと、かなり時間がかかりそうです。正しい判定のためには仕方ないとは書きましたが、MLBと比較したときに不満が出てしまうことは事実です。

まとめ

以上、チャレンジ制度についてまとめてみました。

どのような形であれ導入されるのであれば、誤審は確実に減るはずなので、大歓迎です。きっとNPB史上でも歴史的な出来事になるはずです。

また続報が入り次第追記します。